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2013.08.05
31.ちょっと山へ(山梨県・笠取山)

久々に友人(おっさん)と山に行く。5月に行こうと言ったまま8月まで行かないなんて、ぐーたらにも程がある。


普段から運動らしいことはしないので、足慣らしのつもり(毎回そんなことを言っている)で低山にしようかと思っていたけど、猛暑に低山なんて蒸し風呂で運動するようなものなので高原に行くことにした。以前にも行ったことのある山梨県の笠取山だ。

2日前の天気予報ではピーカンの晴れの予報だったが、前日にコロッと変わり、曇り時々晴れになってしまった。天候を理由に日を改めるとズルズルと行かないような気がするので行くことにした。

自宅から奥多摩湖まで約2時間。奥多摩湖は良く晴れていて、いい感じ。
ちなみにこの日、8月5日時点で湖の貯水率は66%と表示されていた。関東は雨が降らないなあ。

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奥多摩湖からさらに1時間、オイラン淵を通って一之瀬高原に入り登山口に着く。うーん、うす曇だ。 登山コースは前回と同じコース。前回は晴れていたので晴れた山を見たい人はこちらを
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こういう沢沿いの道をダラダラと進み
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山小屋に着く。うーん、虫が多い。ハエやら蜂やらアブやらトンボやら・・・小屋前のベンチ
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そこから高原に出るが、前回とは違い、向こうに見えるはずの山がガスっていて見えない。 手前にある花は「マルバダケブキ」という花。まだまだつぼみが多いのでこれからが見頃だろう。
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分水嶺から見た笠取山。少しガスっている。この小さな丘に落ちた雨水が多摩川、富士川、荒川へと流れるそうだ。
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分水嶺を越えていよいよ笠取山へ。ここはよくハイカーが撮るポイント。この急登だけが一番しんどいところ。
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お、学生さんらしき団体が前にいる。
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その後をメタボなおっさん二人もついていく。人がいるとどれぐらいの傾斜か良く分かる。
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この辺で、自分の登山靴の靴底に異変があるのに気づく。


靴底のゴムと靴を繋いでいるクッション的な部分をミッドソールと言うが、そこにポリウレタンを使っていると年月が経つにつれ加水分解を起こし靴底がポコッと剥がれ落ちてしまう。
登山ショップなどで行く前にチェックしておきましょうと注意喚起している。
自分の靴は登山から帰るとすぐに良く洗って陰干しして大事に使っていたのでまだ大丈夫だと思っていたが、甘かった。
まだ剥がれてないが亀裂が入っている。うーん・・・


まだ何とか持つだろうと登り続け、5分登っては立ち止まりを繰り返してようやく頂上に。
頂上は狭いのでメタボチームが到着した時は学生さんらしき団体はそのまま先に進んで場所を空けてくれた。ありがとう。
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いやー、何にも見えませんな。
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汗だくなので風が体温を奪いすぐに冷えてくる。腹も大して減ってないので少し休んで反対側に下山し始めた。
少し岩がゴツゴツした狭い道を通り、近道らしい急な坂を下りていくとなだらかな登山道へと出る。そこからしばらく下ると水干「みずひ」と言う多摩川の最初の1滴が落ちると言われる場所に着く。

1滴も落ちてなかった。
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そこからすぐのところにベンチがあったので休憩。さっきの急坂で一気に靴が駄目になった。
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べろーん
ここで応急処置。非常道具から細引きを出し靴底を縛る。もう片方はまだ持ちそうだ。

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道を進むと山小屋に戻る。ベンチがあるのでここで昼飯にした。やっぱり虫が多い。ナイロン袋の鮮やかな色に蜂が寄ってくる。アブも多い。顔の周りにブンブン羽音を立てて旋回する。
時々晴れ間が見える。
飯の後はコーヒータイム。

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小1時間休んだ後、下山開始。山小屋からは木々の中を下りていく。時々木漏れ日が見える。
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急な下りはなく、さほど体力は消耗しない。靴も何とか持ちこたえた。
久々の登山で靴のトラブルはあったものの雨にも降られず気持ちよい汗をかいた。


●登山口と山小屋にトイレがあるが、ハエだらけで女性には厳しいかもしれない。春か秋に行く方がいいと思う。


帰りは毎度の「のめこい湯」で汗を流す。



 

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