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2006.11.10
15.インジェラとワット

ありがたいことにいろんなお客さんがいろんなものを差し入れてくれる。私は店にボケーっと座っているだけで、菓子やら果物やら、料理やら・・・。

先日、お客さんが、エチオピアの友達からもらったと言うエチオピアの代表的な食べ物、「インジェラ」を持ってきてくれた。それと一緒に食べる「ワット」も。
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このカレーのようなものが「ワット」。シチューだそうだ。どうやらワットは総称のようで、これをそう呼ぶのは正しくないかもしれない。まあ許せ。
これは、小鍋で温めているうちからスパイシーな香りがして食欲がそそられる。味はまあまあ辛く、エスニック料理のカレーに似ている。美味しい。
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このスポンジみたいなものが「インジェラ」。テフという粟科の穀物を醗酵させ、薄いクレープ状にして焼いたものだそうだ。 お客さんいわく、「結構酸っぱいですからね、決して腐ってるわけではないですよ」と説明される。臭いはライ麦パンのよう。食べると少しモチっとして、レモンのような酸味がさーっと舌に来る。後味は残らないので僕は平気だ。苦手な人も結構いるそうだ。
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「インジェラ」のアップ。現物はもう少し灰色。サンゴのようだ。でも、あんまりアップにしたくないのは何で?
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先ほどのワットにこのインジェラをつけて食べる。手でちぎって食べる。ワットの辛さがインジェラの酸味を適当に散らしてくれるので程よい酸味になり、結構美味しく頂けた。

エチオピア料理店は日本でもいくつかあったそうだが、今は減って中目黒に1件、頑張ってる店があるらしい。

エチオピアはコーヒー発祥の地である。エチオピアにはコーヒーセレモニーがあり、来客や日々の生活に感謝するためそのセレモニーを行うそうだ。お香をたいて、七輪に火を入れ、生豆をゆっくり煎り、豆を臼で砕いて煮出す。
ゆったりした時が流れる。


この間ニュースで、今はコーヒーの栽培より麻薬の原料の木を栽培した方が金になるのでそっちに替える人が多くなってきたそうだ。何とかならないものか・・・



 

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