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2013.11.18
33.ちょっと山へ(奥多摩・三頭山)

2、3日前まで山梨の大菩薩峠にでも行こうかと思っていたが雪が降ったそうなので路面凍結が怖いので止めて奥多摩の三頭山(みとうさん 1531m)に行くことにした。

三頭山の入り口には「都民の森」という公園があり、森林館や木材工芸センターなどがある。ハイキングコースも整備されていて、新緑や紅葉のシーズンにはハイカーも多い。


今回はこの都民の森から三頭山を経て、奥多摩湖側に下りるコースにした。頂上まで1時間ちょっとで行けるので物足りないと思ったからだ。
この日は紅葉は終わりほぼ落葉だったが、天気が良く陽だまりハイクが楽しめたけど・・・。


都民の森へは武蔵五日市からバスが出ている。中高年ハイカーが並んでいる。殆どの人が都民の森へ行く。
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1時間程バスに揺られて到着。売店とトイレがある。晴天で思ったほど寒くない。
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身支度を整え、登り始める。整備されたハイキング道をウォーミングアップをかねてゆっくり登っていく。
歩き始めて5分でこれは汗だくになると思い、シャツを脱いだ。

三頭山周辺はブナの木が多く、ハイキングルートの中には「ブナの路」というコースもある。植林の針葉樹の中を歩くよりブナやナラの広葉樹の中を歩くほうが気持ちが良い。
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ブナの木
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タケカンバかシラカバの木が太陽の光を受けて白く光っている。
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そんなに急登な所はなく、順調に登っていくと1時間ぐらいでぐらいで頂上の東峰に着く。
タケカンバかシラカバがきれい。
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そこから15分ぐらいで西峰に。
ここからは富士山が良く見えたが、写真では少し見づらいなあ。
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気温20度。うーん暑い。
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まだお腹も減ってないので、暫くのんびりして下山開始。
下山は奥多摩湖方面に下りる。

暫くはなだらかな道を歩く。落ち葉でフカフカ。この白っぽい葉っぱは「朴」の葉。だいたいいつも日陰の登山道に落ちている。明るいところで見たためしがない。
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1時間ほど歩くと分岐点に着く。過去に通ったことのあるヌカザス山はやめてマイナーなムロクボ尾根を通ることにする。
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以前歩いたヌカザス山は奥多摩湖のドラム缶橋を渡りバス停に行くが、ドラム缶橋に下りる場所がわからず、崖のような所にロープが1本繋いである所を見つけようやく降りたが、ドラム缶橋を渡ってる途中でバスが行ってしまいあんまり良い思い出がない。なので今回はまともな橋に出るルートにした。近年知ったが、どうもその崖のような所は近道ルートのようで、ちゃんと降りるところがあるらしい。

さて、今回のムロクボ尾根、分岐の所からいきなり急坂。しかも踏ん張れるような木の根や石や段差が無く、落ち葉で地面がすべる。
写真ではたいした勾配はなさそうだが、実際はかなりきつい。メジャーなヌカザス尾根もかなり急坂だが。
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20メートルほどヒーヒー言いながら下るとようやく道らしい道に出た。だが、マイナーなルートなのだろう、道標が錆びきっている。
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陽が当たるほうは広葉樹、日陰は針葉樹。
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たまに緩やかな道になるが概して勾配がきつく、体を支える太ももが疲れてくる。体重が重いんだな。

1時間ほどで少しなだらかで広葉樹の落ち葉で埋め尽くされた場所に出る。
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まだ1時ぐらいなのに西日が夕方のようだ。風がたまに強く吹くといっせいにパラパラと音を立て落ち葉が落ちてくる。
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そこから再び高度をぐんぐん下げていく。そう言えば昼飯食べてないなあと思いながら下り続ける。
ずっと踏ん張り続けているので太ももに力が入らず、ここは2度と来たくないなあとか思いながら下る。

暫くすると木々の間から湖面が見え始め、松の木が増えてきた。
奥多摩周遊道路が湖面に沿って通っていて、サーキットのようなバイクの音が聞こえて興ざめする。
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最後はヘトヘトになりながらようやく下山。
頂上から約2時間50分で下山。計画では下山して10分ぐらいでバスが来る予定だったが、ちょうどバスが行ってしまった後だった。次のバスまで1時間待ち。

多分、右奥の高い山から橋の向こう側まで下りてきたんだろうなあ。よく頑張りました。
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バスを待ってる間、暑いので半袖になり汗でぬれたTシャツを乾かす。ザックにつけていた温度計を見たらなんと、36度。
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今日も風呂なし。バスで奥多摩駅まで戻り電車で自宅まで。
翌日からひどい筋肉痛でした。



 

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