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2015.7.08
35.対JASRAC装置、その後

6月9日、日本音楽著作権協会、通称JASRAC(ジャスラック)が、5都道府県の171業者、258施設に対し、使用料支払いなどを求める調停を各地の簡易裁判所に申し立てた。

とうとう法的手段か。訴えられた所は僕みたいに納得できなくて応じなかったんだろうな。合掌。


そのニュースが報じられてまもなく、手続きを催促する通知がポストに入っていた。


話を進める前に少し経緯を。

ここ西東京市はJASRAC西東京支部というところが管轄している。

実は以前、あの装置を作る前にその西東京支部に電話をして聞いた。いろいろ調べて、考えて、当然認めてもらえるだろうと思ったが、念のため聞いてみた。
「客が来たら音楽を止めると言うことで個人的利用として認めてもらえないか」と。

電話に出た若い声の人は「ああ、いいですよ。わかりました」

よーし、当然だ。これで問題なく装置を作れる、とニコニコしながら装置のプランを考え始めた。

ところが、暫くして折り返し電話がかかってきて
「やっぱりダメです。営業時間外と勘違いしてまして、営業時間内はダメです」と。

営業時間内はダメ?そのときは理解できず、下手に墓穴を掘るような返答でもしたら元も子もないので、「ちょっと考えさせてください」と電話を切った。

それからいろいろ調べてもやっぱり納得、いや理解できず、再度電話してみた。
電話に出た人は若い人ではなく、もう少し年配の感じの声の人だった。多分以前店に来て客が居るときに「音楽かけてますよね」と言ってきた人のようだ。

どこがダメなのか教えてくださいと聞いたら

「いちいち音楽を止めるなんてそんなの非現実的だし、あなたのところはCDがいっぱいあって、客に聞かせてたじゃないか」

と法的な理由も説明せず、こっちのモラルも信用せず、とにかく客が音楽を聴ける状況にあるからダメだと言うことだった。

非現実的という理由だけでダメだと言うその言い分に腹が立って、余計に作ってみたくなりあの装置作り上げた。


そういう経緯があって、先ほどの通知だ。
西東京支部の担当者は認めてくれていないので、公式の見解を聞いてみようと思いJASRACのホームページから同じ質問「客が来たら音楽を止めると言うことで個人的利用として認めてもらえないか」をしてみた。

すると翌日電話で直接回答してくれた。

「そういう運用をなさるのであれば、個人的利用と認めますよ。JASRACはそこまでひどい徴収をいたしません。」

とのこと。これを電話してきたのが西東京支部の副支部長さんだった。

担当によって回答が異なる・・・。

でもようやく認められた。これで堂々と装置を使える。
よかった。よかったモン。
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